100人に1人はいる!? 見逃したくない「子どもの自閉症」サイン4つ



生まれながら脳の発達に障害がある発達障害。その中の1つに分類されるのが自閉症で、症状が軽い人たちまで含めると約100人に1人いると言われています。よその子と何か違う……そんなわが子に「うちの子、もしかして自閉症かも……」と心配になったことのあるママもいることでしょう。


そこで今回は、国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所や厚生労働省の情報を参考に、自閉症(自閉症スペクトラム障害も含める)の子どもが見せるサインをまとめました。当てはまる項目が多い場合は、念のため専門家に相談しましょう。

 


■1:ある特定の物に異常な関心を見せる

周囲の子どもと違って、あなたのお子さんは何か特別な物に異常な関心を見せませんか?

例えば道路標識や窓の外の木など、普通の子どもが興味を示さないような物に異常な関心や執着心を見せ、1人で没頭している場合、自閉症のサインかもしれません。

物だけでなく何かの臭いなど、何か感覚に関することに1人で没頭している場合も要観察です。

 


■2:自分の決めたルールを乱されるとかんしゃくを起こす

あなたのお子さんは、保育園までのルートやおもちゃの並べ方などに強いこだわりがありませんか? 毎回同じ順番やルールをきっちり守り、他人がそれを乱すと、たちまちかんしゃくを起こすような場合は自閉症の可能性が。

もちろん単なる好みだという場合もあるでしょう。しかし、取り乱し方が激しい場合は要観察かもしれません。

 


■3:同じ行動をひたすら繰り返している

つま先で歩いたり、その場でくるくる回ったり、顔の前で手のひらをヒラヒラさせたり……何か目的があるわけではない動きをひたすら繰り返している。または逆に、何もない空間や天井をじっと眺めている……。こういった動作も自閉症のサインの可能性があります。

 


■4:音や光、接触を極端に嫌がる

音や光など、我が子の感覚が過敏だと思ったことはありませんか? 例えば掃除機の音をひどく嫌がって耳をふさいだり、抱っこされるのを嫌がったり、にぎやかな場所を嫌ったりする場合も要注意です。


 

以上、自閉症の子どもが見せるサインをまとめました。ほとんどの場合、生後18カ月から24カ月でこのサインが出てくるそうです。自閉症は、早期発見をすることで改善できることも。気になるところがあればかかりつけの小児科医に相談し、早期発見を心掛けましょう。



(2015.6  ヤフービューティーから転載)

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