2位にトム・クルーズ!実は「発達障害」だと知って驚く有名人TOP5

 

昨年、“ネガティブすぎるイケメンモデル”としてバライティ番組でも人気の栗原類が、自分はADD(注意欠陥障害)という発達障害だとカミングアウトして話題になりました。

 

ADDは、注意欠陥・多動性障害であるADHDの中でも多動の少ないものの通称です。

ADHDの特徴については『VenusTap』の過去記事「あなたは大丈夫?大人の発達障害“ADHDとADD”セルフチェック」でもご紹介しましたが、一般的な脳の動きとは違った、個性的な“脳の特性”を持つADHDの人は、その多くが社会で暮らしにくい課題を抱えて悩んでいます。

一方で、トーマス・エジソンやアルベルト・アインシュタインなどの偉人もADHDだったのではという説もあるほど、その独特の発想力や集中力は人並み外れたものがあります。

一芸に秀でた人物が多いショービジネスの世界にも、実は数多く存在するADHDの有名人。

そこで今回、『VenusTap』が男女500名に「実は発達障害(ADDやADHD)を持っていると知ってビックリな有名人は?」という、アンケート調査を実施。意外ながらも、言われてみればなんとなく納得できるランキング結果を発表します。

 

 

■1位は小学校を退学になった猛者・トットちゃん

 

<実は発達障害(ADDやADHD)と知ってビックリな有名人ランキング>

1位・・・黒柳徹子(118票)

2位・・・トム・クルーズ(85票)

3位・・・勝間和代(60票)

4位・・・オーランド・ブルーム(41票)

5位・・・栗原類(38票)

1位は、長寿番組『徹子の部屋』(テレビ朝日系)の司会者としても人気のタレント・黒柳徹子。ADHDなどの発達障害を公表しています。

『窓ぎわのトットちゃん』(講談社文庫)を読むと、蓋の付いている机を授業中何度も開け閉めしたり、鳥に話しかけて授業を妨害したりと多動の傾向を感じられます。

最初に入学した小学校は1年生で退学になるという、いまでは考えられないエピソードも。

ユニークな教育方針で有名であった私立・トモエ学園に再入学したことで、個性的な特性の中の抜きん出た“長所”を育てる教育を受け、スクスクとその才能を伸ばします。

『徹子の部屋』で見せる“人の話を聞かない”、“空気を読まずに話し続ける”といった、ともすればマイナスになりがちな部分も“無邪気な個性”として世間から愛される、類まれな司会者ですよね。

 

 

■2位は衰え知らずのイケメン、トム・クルーズ

ハリウッドの大スター、トム・クルーズもまた発達障害を告白しているひとりです。字が読めない、または読みにくい“失読症、難読症(ディスレクシア)”であることを公表し注目されました。

子ども時代は勉強ができず、その美少年ぶりが買われ俳優デビューしてからも、台本が読めないためセリフを録音したテープを繰り返し聴いてセリフを覚えていたとのこと。

そんな血の滲むような努力でいまの大スターの座に昇りつめたと思うと、「ただのイケメンじゃなかったのか」と感心してしまいますね。

 

 

■3位はTV番組での風変わりなキャラも話題・勝間和代氏

3位は経済評論家で、中央大学大学院客員教授の勝間和代氏。

慶応義塾大学商学部卒業で、23歳で公認会計士の3次試験に合格。

外資系コンサルティング会社の最高峰とも呼ばれるマッキンゼー・アンド・カンパニー出身、なおかつ大学時代に21歳で初産、現在は3児の母というスーパーウーマンであり、エリート中のエリートです。

最近ではテレビ出演の機会も多く、その言動からも天才ならではのエクセントリックな性格がうかがえますが、毎日新聞ニュースサイトで連載中の『勝間和代のクロストーク』で、ADHDの症状が見られることを告白しています。

特に、財布や鍵を失くすなどの短期記憶の弱さは典型的なADHDの症状。その分、興味のあることには類まれな集中力を発揮するADHDの長所を最大限に生かした天才とも言えるので、テレビなどでの風変わりな発言もうなずけます。

いかがでしたか? 上記の3人の例を見れば見るほど、“教育”や“理解者”の大切さが浮かび上がりますね。上手に個性を活かせば素晴らしい能力を発揮するADHDなだけに、教育や家庭環境による格差が今後の課題になってきそうですね。